初めての園生活、不安だらけの中にも、子供達の優しい感情や、楽しい園生活が垣間見える作品。
さて、本日紹介するのは、「ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのようちえん」。本当は、両親の方が最初不安だったりしますよね。
失敗しない絵本選び
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初めてのことってなんでも不安がつきものよね。このとしになっても変らないカブ。
このブログ記事を最後まで読むと、こんなことがわかります。
・「ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのようちえん」ってどんな絵本？
・「ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのようちえん」で何が学べるのか。
作品情報
作・絵「バレリー・ゴルバチョフ」
訳「なかがわ ちひろ」
出版社「徳間書店」
発行日「2006年1月」
読書時間「5分3秒」
この絵本から何が学べるのか
・友達の作り方
・幼稚園はとても楽しいところ
絵本のあらすじ
幼稚園に行きたくなるストーリーに注目
ひよこの双子のひよちゃんぴよちゃんシリーズ。
お母さんと離れて初めて幼稚園へ登園する主人公の双子のひよちゃんとぴよちゃん、知らない人ばかりでちょっと不安。先生に聞いたら友達を作るには「いっしょに遊ぼう」って言えばいいのよ、と教えてくれました。
二人はお友達を作りたいといろいろな動物に声をかけますが、いつもタイミングが悪くてお友達になってもらえません。結局おやつの時間も二人きり・・・・。
でも、外遊びの時間、小川を渡れなくて困っていると、みんなが助けてくれるんです！それからは、もうみんなお友達、最後は、不安などまったくなくなり、楽しく帰宅するひよちゃんとぴよちゃん。友達もたくさんできて幼稚園が大好きになる絵本です。
「ふたごのひよちゃんぴよちゃん はじめてのようちえん」の見どころ
それではどういった絵本なのか作品に込められたメッセージをご紹介します。
①幼稚園初登園は子供も親も心配や不安で胸いっぱい
②友達がなかなかできない
③些細なきっかけで友達がたくさんできました
④幼稚園大好き！
①幼稚園初登園は子供も親も心配や不安で胸いっぱい
ひよちゃんとぴよちゃんは初めてお母さんと離れ、幼稚園に登園し、知らない人だらけで不安に。
先生は「大丈夫、すぐにお友達ができるわ」というが・・・。
②友達がなかなかできない
先生に言われた通り、「あ、そ、ぼ」と話しかけてもみんな友達になってくれませんでした。
ひよちゃんたちは気づいていませんが、原因は、声掛けのタイミングにありました。
時には積み木に集中しているビーバーに、また時にはお話の時間・お歌の時間にウサギや、カエルに「あ、そ、ぼ」と言っては断られるのでした。
それでもひよちゃんたちはおやつの時間二人だけで過ごし、少し精神的に落ちてしましたます。
なんで友達ができないのだろう。
③些細なきっかけで友達がたくさんできました
おかたずけの後は外遊びの時間。野原へ向かう途中小さな小川がありました。
ひよちゃんたちだけが、川に落ちてしまうかもしれないので渡れないと言い出します。
そんな時、クラスのみんなは、「僕が橋を作ってあげようか？」「私がおんぶして飛び越えてあげる。」「泳ぎ方を教えてあげるよ」など気遣ってくれます。そこで先生はこんな提案をします。「みんあで手を繋いで小川をわたったらどうかしら」。その後なんとか無事に全員小川を渡り切り、野原で皆で仲良く遊ぶことができました。そのときひよちゃんたちにはたくさんのお友達ができました。
④幼稚園大好き！
お帰りの時間、めんどり母さんが迎えに来ました。
楽しそうに歓談を駆け下りてくるひよちゃんとぴよちゃんをみた母さんは、「楽しかったようね」と尋ねます。するとひよちゃんたちは、「うん、幼稚園大好き」「お友達いっぱいできたよ」と報告。
最後のシーンもクラスのお友達に笑顔で大きく手を振るシーンで終わります。
クラスのみんなも笑顔で大きく手を振るイラストがとても印象的で好きですねん。
まとめ
TPOを考える力が付くのと同時に、友達の作り方に答えはないことがわかる絵本でした。幼稚園に登園前はあんなに不安だったひよちゃんと、ぴよちゃんも、帰宅時には「幼稚園大好き」と言うまでになり、とても嬉しい気持ちになります。
友達ができるまではみんな不安で、探り探りですが、子供ってすぐに仲良くなれるもんですよね。すばらしい。
※作品のタイトル・作・絵・出版社・以外は、あくまで私個人の感覚や感想をもとに記載しています。ぜひ、絵本をお手に取ってお確かめください。
幼稚園や保育園に入園前の子どもたちに是非見て欲しい絵本です。ではまた。Reading is fun！
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