
さて、本日紹介するのは、第11回リブロ絵本大賞の大賞や第1回TSUTAYAえほん大賞1位を獲得した「パンどろぼう」。
はじめてのブログ投稿、すっごく緊張しますね。たくさんの方に絵本を楽しんでもらえると良いな。

常に全力をだすんやで!

ついに「パンどろぼう」シリーズ続編の発行が決定!
まだ、「パンどろぼう」を読めていない人も、お気に入りになった人も、作品の内容やお話のポイントをおさらいしておきましょうね。

このブログ記事を最後まで読むと、こんなことがわかります。
・「パンどろぼう」ってどんな絵本?
・「パンどろぼう」で何が学べるか
作品情報
タイトル「パンどろぼう」
作者「柴田 ケイコ」
イラストレーターとして高知県で活動中。2009年、第10回ノート展準大賞を受賞。2016年『めがねこ』(手紙社)で絵本デビュー。2児の母。
発行「2020年4月16日」
出版社「KADOKAWA」
読書時間「約4分41秒」
ジャンル「ユーモア絵本」
サイズ・ページ数「235mm×210mm・32ページ」
この絵本から何が学べるのか
・感謝の気持ち
・やって良いこと、悪いことの分別
絵本のあらすじ
世界中のおいしいパンを探しもとめるパンの大どろぼうのお話です。
絵本の表紙からもおわかりいただけると思いますが、食パンになりきっている大どろぼう、この時点で楽しい本確定ですよね。
そんな可愛らしいパンどろぼう、とあることがきっかけで、パン屋のおじさんにさとされて、りっぱなパン職人になるという、びっくりな結末を迎える、随所にユーモアあふれる作品です。
本作品、まずは表紙のタイトルの「パンどろぼう」の「ど」の部分の濁点が、どろぼうさんの目のイラストになっているところから印象的です。
「パンどろぼう」の見どころ
それではどういった絵本なのか作品に込められたメッセージをご紹介します。
・パンをいただくときは必ず感謝して。
・悪いことをしたら、謝る(大人も同じ)。
・どんな理由でも泥棒はしては絶対ダメ!
・発想の転換も大切!
ポイント①パンをいただくときは感謝して。
パンどろぼうは、その名の通り、大好物のパンを、世界中のパン屋さんから盗んで食べていました。大好物の盗んだパンを食べるときは、必ず感謝を込めていただきます。
子供も大人も食に感謝をすることは大切ですよね。
自分も「いただきます」と「ごちそうさまでした」は常に意識して言うように気を付けています。
ポイント②悪いことをしたら、謝る(大人も率先して)。
ポイント③どんな理由でも泥棒はしては絶対ダメ!
「せかいいちおいしいもりのパンや」という看板を出している、初めて見るパン屋さんを発見したパンどろぼう、パンを盗んで食べるところまでは良かったのですが、
なんと、このパンが…衝撃のまずさ!(笑)←この時の絵が印象的で、お気に入りの読者の方が多いようです。パンどろぼうが、とてもいい表情でまずさを表現しています(必見)。
その後、怒ったパンどろぼうが、パン屋さんに苦情を言いに行きます。そこで、パンみたいな髪型と髭が特徴的なパン屋の店主は、こう言いました。「まずいパンを作ったことは自分が悪かった」と、店主(大人)が非を認め、最初に謝ります。その後、「しかし盗みは良くないよ」とパンどろぼうに伝え、それに対してパンどろぼうも素直に非を認め謝ります。
日常生活においても、大人から謝ること、できていますか?
しっかりと相手が嫌がっていることをしてしまったときは、大人だろうが、子供だろうが、率先して謝る。そんな常識を教えてくれている絵本です。
ポイント④発想の転換も大事!
パンどろぼうに、パン屋の店主がこんなことをすすめてきます。
「そんなにおいしいパンが食べたければ自分で作ればいいんだよ。」
ハッと気が付くパンどろぼう、その手があったかと、今まで食べてきたパンたちを思い出しながら、苦労してようやく完成させた世界一美味しいパン。結果、森中の動物たちに大人気の世界一美味しいパン屋さんになりました。というハッピーエンドで終わります。
まとめ
絵本「パンどろぼう」では、生きていくうえでなくてはならない、感謝の気持ちや、間違ったことをした場合に謝罪すること、そして過ちを犯した後、努力を経て成功するまでの物語が描かれていました。

美味しそうなパンのイラストがたくさんでてきて、見てるだけでお腹が空いちゃうよん。

5歳の息子も喜んでリピートしていました。続編がきになるー。
ぜひポイントをおさえて読んでみてくださいね。
※作品のタイトル・作者・発行・出版社以外は、あくまで私個人の感覚や感想をもとに記載しています。ぜひ、絵本をお手に取ってお確かめください。
あなたも必ず「パンどろぼう」の虜になるはずです。ではまた。
Reading is fun!

▼みんなのレビューも参考に。ラ・ラ・ラ~♪▼
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