
パンダ以外の入場禁止のパンダ銭湯!
さて、本日紹介するのは、「パンダ銭湯」
今日も家族三人仲良く銭湯へ

失敗しない絵本選び
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パンダもお風呂が好きなのね。あたいも大好物でっせ。

このブログ記事を最後まで読むと、こんなことがわかります。
・「パンダ銭湯」ってどんな絵本?
・「パンダ銭湯」で何が学べるのか。
作品情報
作「tupera tupera」
出版社「絵本館」
発行日「2013年8月」
サイズ「26.6×21.0cm」
ページ数「32頁」

作者のtupera tupera(つぺら つぺら)は、亀山達矢さんと中川敦子さんによるユニット。 絵本やイラストレーションをはじめ、工作、ワークショップ、舞台美術、空間デザイン、アートディレクションなど、様々な分野で幅広く活動されています。著書に「かおノート」(コクヨ)「やさいさん」(学研教育出版)「いろいろバス」(大日本図書)「うんこしりとり」(白泉社)など多数。海外でも様々な国で翻訳出版されています。NHK Eテレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。絵本「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)で第18回日本絵本賞読者賞、Prix Du Livre Jeunesse Marseille 2014 (マルセイユ 子どもの本大賞 2014 )グランプリ、「パンダ銭湯」(絵本館)で第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリ、第24回けんぶち絵本の里大賞 大賞、「わくせいキャベジ動物図鑑」(アリス館)で第23回日本絵本賞大賞を受賞。2019年にやなせたかしさんの遺志を継いで創設された、第1回やなせたかし文化賞の大賞を受賞されています。
この絵本から何が学べるのか
・家族の絆(裸の付き合いは家族にも言える?)。
・パンダの黒い部分は、服とサングラスとワックスだった?
絵本のあらすじ
どうぶつ園には3人(頭)家族のパンダ家が暮らしていました。
今日も仲良く家族で銭湯へ行くことになりました。
向かった先はパンダ専用の銭湯
番頭さんにお金を支払い、人間と同じく脱衣所へ
脱衣所???
実は、パンダの黒入りの部分は・・・まさかの展開。
思わずクスクスと笑ってしまう心温まるハートフルストーリーです。
「パンダ銭湯」の見どころ
それではどういった絵本なのか作品に込められたメッセージをご紹介します。
①家族仲良くパンダ銭湯にいざ出陣!
②まさかのお着換え?
③パパンがパンパンダ~♪
④母ちゃんでたかな~?
父ちゃんパンダ
「よし、今日は銭湯に行くか」
息子パンダ
「やったー」
母ちゃんパンダ
「あら、それじゃ用意するわね」
向かった先はパンダ専用のお風呂屋さん、瓦屋根と大きな煙突が印象的なたたずまい。
早速、父と息子、母と別れて入場します。
番台に座るおばちゃん
「あら、いらっしゃい」
父ちゃんパンダ
「おばちゃん600円ちょうどね」
息子パンダ
「父ちゃん早く早くー」

ちなみに大人パンダ500円、子供パンダ100円です。

お風呂上りに飲む笹サイダーは100円ですヒヒン。
番台には【パンダ以外の入店は、固くお断わりしています(パンダ湯)】
の張り紙が大きく貼られています。
脱衣所に入ると、
父ちゃんパンダ
「脱いだらちゃんとカゴに入れろよ」
息子
「うん」

えッ?えッ?何を脱ぐの?またまた、どうせそのまま浴室に向かうんでしょ!
ここからが子供爆笑ポイントです。
なんと、パンダの黒色の部分は全て洋服。

そ、そうきたか―、いやワテもそうかもなと思ってってん(笑)
・・・いや、この絶妙なシュールさがたまらんな。好きやでホンマ。
しかも、目の黒い部分はサングラス!!
さて、準備が出来たら親子そろってサングラスをはずして、いざ!お風呂へ
服を脱いで黒い部分が無くなって、もはや白熊状態!
耳の黒色部分だけは、黒色のクリームを塗っている為、頭を洗うときに白くなります。
風呂場のドアを開けると、そこには誰も入っておらず、一番風呂。
まずは体を綺麗に洗います。

「父ちゃん気持ちいい?」なんて息子パンダが父の背中を流してくれます。父ちゃんもまんざらでもない表情を浮かべます。
ちなみに使っているのは「スーパーワイルドシャンプー」と「ささのかほりリンス」。ラ、ラ、ラ~♪
洗い終わったらお風呂にはいります。
ふ〜う(父)
ふ〜う(息子)
銭湯には次々にいろいろなパンダが入ってきます。
お客パンダ1
「ちょっと失礼します」
息子パンダ
「こんばんわ」
他にも湯船で泳ぐ子供が、怒られたり、おじいさんが歌を歌ったり
「パパンがパンパンダ〜♪」

アビバビバビバ、いい湯だな、あははん♪
あっという間に10頭を超えるパンダが浴室に入ってきました。
息子パンダ
「こんできたね」
父ちゃんパンダ
「そろそろでるか」
さーて、ここからは着替えタイム
胸までの長袖上着(もちろん真っ黒)を着て、父も子も真っ黒な靴下を装着!
着替えの途中、子パンダは靴下を耳に付けておどけたりしています。
最後も2人(頭)そろってサングラスを掛けます。
チャッ、チャッ!

効果音も面白いけど、サングラスの下に隠された鋭い眼光がインパクトありすぎぴよ。
父ちゃんパンダ
「おい!忘れてるぞ」
息子パンダ
「あ!」
耳に黒色のパンダワックスを塗り忘れている息子パンダ。
父ちゃんパンダ
「父ちゃんが塗ってあげよう」
息子パンダ
「母ちゃんもうでたかなあ」

なんだかこんな会話うちも息子としてるなーと。パンダも人間の親子と変わらないのかな(笑)
外に出てしばし待つ
父ちゃんパンダ「腹減ったー、帰るぞー」
息子パンダ「母ちゃん遅いよー」
母ちゃんパンダ「ごめん、ごめん」
おしまい
まとめ

父と息子の日常の会話が、人間の世界と重なって実に共感できる作品「パンダ銭湯」いかがだったでしょうか。親子そろってサングラスを外すシーンのは最高です!親子の絆を感じられる作品です。
※作品のタイトル・作・発行日・出版社以外は、あくまで私個人の感覚や感想をもとに記載しています。ぜひ、絵本をお手に取ってお確かめください。
あなたも必ず「パンダ銭湯」の虜になるはずです。ではまた。Reading is fun!

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