日本語のリズムを楽しむ絵本!
さて、本日紹介するのは、「これは のみの ぴこ」。
「のみのぴこ」から始まり「のみのぷち」で終わるまで、最初からトップスピードで駆け抜けます。
あたいは、物語の途中に出演する泥棒さんにも注目して欲しいなと。
このブログ記事を最後まで読むと、こんなことがわかります。
・「これは のみの ぴこ」ってどんな絵本?
・「これは のみの ぴこ」で何が学べるか
作品情報
作「谷川 俊太郎」
絵「和田 誠」
出版社「サンリード」
読書時間「4分30秒」
言葉遊びで絵本をつくってくれる谷川俊太郎さんと、
その世界観をユニークに表現してくれる和田誠さんのベストコンビによる1冊。
この絵本から何が学べるのか
・言葉の持つ音、リズムを感じて、言語表現の楽しさが身につく。
・意味より先に、音で言葉を覚えるので記憶力アップ。
絵本のあらすじ
「これは のみの ぴこ」
「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもん」
「これは のみの ぴこの すんでいる ねこの ごえもんの しっぽ ふんずけた あきらくん」
ページをめくるごとに言葉がつみかさなっていき、
最初は短かった文章が、どんどん長い文章になっていきます。
繰り返される文章を何回も聞いているうちに、
子どもたちは思わず声に出してみたくなります。
最後結末がどんどん知りたくなる絵本です。
「これは のみの ぴこ」見どころ
それではどういった絵本なのか作品に込められたメッセージをご紹介します。
①最初はノミのピコ
物語はゴエモンと呼ばれている猫に住んでいるノミのピコからはじまります。
これからいったいどう展開するのか全く想像もできません。
②ピンポンをするお相撲さん
本分
これはのみのぴこ
住んでいる猫のごえもんの
しっぽを踏んづけたあきらくんの
マンガ読んでるお母さんが
おだんごを買うお団子屋さんに
お金を貸した銀行員と
ピンポンをするお相撲さんが
…
絵本では、1文章につき、1イラストで展開されます。
文字だけ見てもわかりずらいのですが、ページをめくるたびに1文章づつどんどん追加されていきます。韻を踏んだラップのように、読み続ける感じで、早く読むことにより音がどんどん楽しくなってきます。
これ大人もハマりますよ!
③歯医者さんのホルンの先生
まだまだ、たたみかけますよー。
お相撲さんの、憧れの歌手の、オウムを盗んだ泥棒に、トマトをぶつけた八百屋のおっちゃんが、選挙で選んだ市長の、入れ歯を作った歯医者さんの、ホルンの先生の。
物語はノンストップで進みます!
④最後はノミのぷち
色々あって最後は、ホルンの先生の顔をひっ掻いた、猫のシャルルに住んでいるのみのぷち。
最後のページを一息で読めた時の達成感は格別です。
チョー気持ちいい!
でも、実は途中でうまく読めなくなったり、疲れたりしながら読むと、それが面白くて、子供には大ウケするぞ!!
まとめ
リズムを感じる言葉たち。
日本語がますます好きになる。
何度も読みたくなる絵本です。
※作品のタイトル・作・絵・出版社以外は、あくまで私個人の感覚や感想をもとに記載しています。ぜひ、絵本をお手に取ってお確かめください。
日本語を楽しみましょう!ではまた。Reading is fun!
▼みんなのレビューにも注目してよね!▼
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